「このたび鬼上司の秘書になりまして」は、彼氏にフラれ仕事も辞めていた美月が、ひょんなことから大手企業の鬼上司の秘書になる物語です。
彼氏にフラれ、大阪に一緒に行く予定だったため派遣の仕事も辞めてしまいお先真っ暗な美月。書類選考で落ち続けてやっと10社目で面接にこぎつけます。
採用された彼女は、怖い雰囲気の最上の専属秘書に配属されたのです。美月の運命はどうなってしまうのでしょうか…。
『このたび鬼上司の秘書になりまして』はどんな作品?
作品情報
- ジャンル:女性マンガ
- 出版社:めちゃコミックオリジナル
- レーベル:まんが職人スタジオ
- 作者:ミ―マ/でじおとでじこレッド、コトブキミノル
この作品の見どころは以下の通り。
・鬼上司のもとで成長していく美月
・最上と美月の恋の行方
・一生懸命な美月
あらすじ
彼氏にフラれたことによって恋も職も失った美月は、就職活動を始めます。
何度も不採用になり絶望している中、大手企業の秘書課に転職できました。
そんな彼女の上司となるのは社内でも恐れられているほどの鬼上司最上。
自分に務まるのかと心配な美月は案の定怒られる毎日。
そんな日々の中で最上から立派な秘書として認められていくのです。
徐々に美月と最上の仲も近づいて行って…という物語となっています。
『このたび鬼上司の秘書になりまして』のネタバレ感想
1話~5話の感想
突然彼氏からフラれ、さらには共に大阪に行くという話もなくなってしまい幸せも職もなくなった美月。
何社か応募して書類選考で落ち続けたある日大手企業の面接に挑むことになります。
そこで美月は見事、採用され最上の秘書に配属されたのです。
一緒に入山という女性が採用されますが、この子はマーケ部に配属で不満そうでした。
逆恨みしてなにかしてきそうだなーと思っていると案の定・・・。
それにしても、美月の彼氏もなかなかにクズで思わず笑いがでてしまいました。
その為か、大手で仕事ができる最上が余計にかっこよくみえます。
最初はミスばかりの美月ですが、彼からの指導で徐々に成長していく兆しが見えてきました。
6話~10話の感想
営業部のイケメン鈴木に声を掛けられたりと忙しなく日々を過ごしていた美月。
ある日、経営戦略室の会議に議事録を付ける為に参加してほしいと言われます。
会議室には代表取締役や、広報部部長もいました。
この広報部部長の見た目がめちゃくちゃ印象に残ります。
部長!?と思わず言ってしまいましたが、見た目とは裏腹にとても仕事はできるよう
で、美月も最上の唯一長く続いた秘書として注目されているようです。
その会議で美月のなんとなく発言した言葉で円滑に話し合いが進みます。
それを入山は気に入らない様子で、さらにはついに本格的に嫌がらせをしてきました。
他の人に迷惑がかかるようなことをするべきではないという美月の言葉が最もです。
そういう懐の広いところが彼女の魅力ですね。
11話~15話の感想
美月に最上の秘書は荷が重いのではないかと伝えた入山。
しかし最上は、美月を自分の専属に戻し、入山には新たに入る人に秘書を任せると伝えます。
美月がミスをしたわけではない、と最上は信じてくれました。
ずっと見てきたからわかるという言葉は最高の誉め言葉でしょう。
子どものイタズラのようなことをされても、入山を許すあたり人間性の違いがわかりますね。
ただ入山も根は悪い子ではなく、反省はしたようです。
意外にもこのふたりは今後いいコンビニなりそうな予感。
それにしても話を重ねるごとに美月の成長っぷりがすごいです。
16話~20話の感想
広報部部長の竜胆は終日取材に追われる一日。
そんな矢先、竜胆の秘書が体調不良で休んだことで、代わりに美月が指名されたのです。
本当に美月の成長には目を見張るものがあります。
すっかり秘書が板についてきました。
竜胆の休みの時間をとってあげたり、お昼を用意したりともう立派な秘書です。
そしてもちろん最上との距離は最初より格段に近づいています。
竜胆は最上と旧知の仲なのでなにかと美月と最上をいい雰囲気にしようとするのですが・・・。
なかなか最後の一歩を踏み出せません。
見ていてもどかしいですが、このふたりらしいとも思いました。
早く進展してほしいです。
『このたび鬼上司の秘書になりまして』の登場人物
雨宮美月
付き合っていた年下彼氏から突如別れを告げられ、さらには約束だった共に大阪へ住むという話もなしになり幸せも職も失った女性。
秘書検定は持っていますが、今まで派遣やパートで職を転々としてきました。
とにかくどこでもいいから採用してほしいと思っていた矢先大手企業に採用され怖い雰囲気の上司最上の専属秘書に。
おっとりとした性格で、最初はミスだらけで最上に怒られていました。
しかし彼の指導に感謝し毎日必死に仕事をしている中で立派に秘書として頼りにされるように。
他人の為に一生懸命になれる優しい人。
最初はどこでもいいからと適当な気持ちだった仕事も、向き合っていくうちに楽しいと感じるようになります。
自分にチャンスを与えてくれた最上に尊敬の気持ちを持っていましたがその気持ちが徐々に変化し彼を好きになります。
周りの協力もありつついい感じにはなりますがなかなかあと一歩が進めない様子。
最上正義
美月が採用された会社の経営戦略室で働く男性。
不愛想な表情と、仕事に厳しいということもあり、周りからは鬼上司と言われています。
その為今までついてきた専属秘書は長くもっていません。
厳しい口調なだけで、よく人を見ていて優しい性格です。
基本的に周りからも嫌われていると思っているので、美月が最上に感謝しているという話を聞いた時は照れている場面がありました。
代表取締役の瀬戸や広報部部長の竜胆とは旧知の仲のよう。
一生懸命仕事に向き合う美月に徐々に好意を抱いていきます。
実は料理が得意で、誕生日プレゼントは大根おろし器に目を輝かせている意外な面もありました。
【おわりに】『このたび鬼上司の秘書になりまして』の見どころ
この作品のみどころは、もちろん最上と美月の恋の行方です。
お互い好きであることは自覚していますので、あとはそれを伝えるだけ。
それがなかなかうまくいかないのですが。
周りの協力もあるので恐らく進んでしまえばあっという間だと思います。
ただ最上は鬼上司と言われるほど怖いですが元々とてもイケメンです。
恐らくたくさんのライバルが現れるでしょう。
入山はとりあえず外れましたが、これからはもっと多くの美女たちがやってきそうです。
それと一応フラれたのですが、鈴木がこのままフェードアウトするのかと個人的には思います。
なんとなくまた登場しそうですね。