【龍神様の花嫁】あらすじや見どころをネタバレ解説!身分と家のしきたりを超えた愛!

今回紹介する漫画『龍神様の花嫁』は、「能無し」と呼ばれ虐げられていた使用人の少女が龍神の末裔に嫁入りする作品です。

天龍家の使用人として虐げられてきた美月は、ある日に心の支えだった簪を折られ、あらぬ容疑までかけられてしまいます。身の危険を感じて逃げ出した彼女は川に落ちてしまうのですが、それを助けてくれたのは龍神の末裔で……。

~この記事の内容~

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『龍神様の花嫁』の作品情報

『龍神様の花嫁』はソルマーレ編集部から出版されている少女漫画です。作者は夏川アヤネさんで大正時代が舞台の作品となっています。

主なストーリー

現代とは異なり、身分の差や家のしきたりといったものが重視されていた時代の中で、主人公の美月は「能無し」と呼ばれ酷い扱いを受けていました。そんな彼女は幼い頃に密かに交友していた人物から受け取った簪が心の支えとなっていたのです。

しかし、その簪を折られ暴行の容疑もかけられてしまい、美月は屋敷から逃げ出します。絶望の中で彼女を救ったのは龍神様の末裔とされる天龍家の当主・清貴でした。

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身分の差や家のしきたりを超えて2人は結婚することができるのか?

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【ネタバレ】『龍神様の花嫁』の各話あらすじ

『龍神様の花嫁』あらすじ

 

【1話】能無しの少女

幼い頃に母を亡くした美月は、仲の悪い叔母のもとに引き取られます。治癒能力の高さによって優劣が決定する天龍家のしきたりの中で、美月は全く能力が使えない「忌避子」だったこともあり、能無しと呼ばれ酷い扱いを受けていました。

そんな彼女の唯一の支えは幼い頃に受け取ったでした。しかし、その簪を叔母の娘・京香に折られてしまい、おまけに手を上げたと誤解されてしまいます。簪を折られたことで絶望し、身の危険を感じた美月。彼女は屋敷から逃げ出すことにします。

【2話】助けてくれたのは龍神様?

逃げ出した際に川に落ちてしまった美月は、美しい男性に助けられます。どうやら彼は本家の人物のようです。美月は本家の屋敷で傷の手当てをしてもらい、それだけでなく客人としてもてなされます。さらには天龍家にとって大事な儀式・成人の儀に参加することになりました。

成人の儀では叔母や叔父、京香も出席していて美月を見つけるなり罵声を浴びせてきます。周囲がざわつく中、美月を助けてくれたのは先ほどの美しい男性でした。彼は天龍家の当主・清貴だったのです。

【3話】美月と清貴の運命は?

清貴によって救われた美月でしたが、彼からさらに衝撃的な申し出を受けることになります。これに納得できないのが京香や叔母、叔父たちです。それだけでなく、前当主で清貴の父も納得できていないようでした。

騒ぎの後に美月と清貴は少しの間話すことになりました。そして、幼い頃に簪をくれたのが清貴だったことがわかります。彼はずっと美月のことを想っていてくれていたようです。しかし、そのことを快く思っていない京香たちはある人物と2人の仲を裂こうと考えていました。

『龍神様の花嫁』の見どころはココ!

美月が可愛い

美月は叔母一家に使用人としてこき使われ、苦しい生活をしてきました。しかし、そのような状況でも健気に生き、住まわせてもらっている恩を返そうとします。健気な彼女がとても不憫です。

そんな彼女が成人の儀で華やかな衣装を着るシーンはすっきりとします。清貴に見せる表情も可愛いのでとても見どころです。

清貴の言葉ですっきり

酷い扱いを受けていた美月ですが、そんな彼女を清貴が救います。清貴が京香やその叔母、叔父たちを強く押さえつけるシーンはとてもすっきりするので見どころです。

自分の父親すらも堂々と止める清貴はかっこよく感じる人も多いのではないでしょうか?

清貴の美月への言葉は想いが詰まっているのでキュンとします。彼の言葉にも注目です。

『龍神様の花嫁』の登場人物

美月

本作の主人公。天龍家に生まれていながら治癒の能力が全くない「忌避子」であるために叔母一家からは使用人として扱われ、酷い扱いを受けていました。成人の儀で清貴からある申し出を受けることで人生が変わっていきます。

京香

美月の叔母の娘。美月とは同い年で治癒能力が高く、叔母から溺愛されている美少女。美月を能無しと呼び、酷い扱いをしていました。成人の儀では当主の龍神様と婚約することが決まっていたようですが……。

京香の母

美月の叔母で京香の母親。美月の母親とは仲が悪かったらしく、姪の美月に酷い扱いをしていました。娘の京香を溺愛しており、京香が龍神様と婚約することを望んでいます。

京香の父

美月の叔父で京香の父親。京香と同じく美月を使用人扱いし、酷い仕打ちをしていました。京香から「美月に手を上げられた」と言われ、美月をしつけようとしたところ逃げられてしまいました。

清貴

龍神の末裔である天龍家本家の跡取り息子で現当主。成人の儀によって公の場に初めて現れました。美月と幼い頃に会っており、簪を贈っています。成人の儀では美月にある申し出をしました。

清貴の父

清貴の父で前当主。清貴の婚約者を京香と決めていましたが、清貴によって予定が狂い、様々な策を考えます。

『龍神様の花嫁』を読んだ感想

最初は美月が辛い目に遭うシーンが多く、とても胸が苦しくなりました。しかし、それも清貴によって救われ、スカッとします。

大正時代という身分の差や家のしきたりが重要視されている時代なので、2人の今後が心配になりました。様々な障害がありますが、2人には乗り越えていってほしいですね。

また、龍神や治癒能力など、ファンタジー要素もあるのがこの作品の特徴です。能力がない美月にも何か秘密がありそうで、今後の展開が楽しみですね。

清貴が龍神の力を発揮するところも見たいので、戦闘シーンや美月を助けるシーンもありそうです。2人の恋の行方と共にファンタジー要素にも注目したいと思います。